2011年10月1日土曜日

Kelloggでの学生生活②


やっと1週間が終了。
金曜のこの時間は、開放感で無茶苦茶テンションが上がります。

さて、前回に引き続きKelloggでの学生生活について。今日は現在取っている授業に
ついて報告したいと思います。





【授業概要】
①Corporate Innovation & New Ventures
既に存在し、かつある程度の規模にまで成長している企業内において、
どのように社内でイノベーションを起こして事業に結びつけるかという授業。
ゲストスピーカーの豪華さには目を見張る。実際の企業をグループで選択し、
新規事業提案を行うプロジェクトの本格さも特徴。

②Research Methods In Marketing
事業運営における意思決定を行う際、どのようなデータが有益で必要とされる情報
で、それをどのように取ってくるか、という授業。有効なアンケートの取り方から
始まり、回帰分析・クラスター分析・コンジョイント分析と、内容はTangible。
実際に手を動かし、最終グループプレゼンでは既存の企業にアポイントを取って
ヒアリングを行い、課題抽出・分析・改善提案まで行うという実践的授業。

③Leading the Strategic Change Process
企業戦略の変更が必要とされるのはどのような状況か。その状況を組織に効果的に
伝え、変更や変革に反対する勢力を説得・押さえ込み、新たな戦略を立案・実行し、
企業を成功へ導くために必要なプロセスや有効なアプローチとはどのようなものか。
これらを理論・ワークショップによる実践の両面から学ぶ授業。授業の緻密さはピカイチ。

④Values Based Leadership
様々な組織におけるリーダーの性質、特徴、姿勢について、自分自身を見つめながら
考えるリーダーシップ論。元BaxterのCEOでもあるKraemer教授が教鞭をとるこの授業
は、数あるKelloggの人気講義の中でも恐らくTop3に入るであろうと皆が認める講義。
ビッティングポイントも最高ランク。教授のパワーは強烈。


【授業を受けての印象】
①用意周到でよく練られたコース
Semesterが始まる前にUpされているシラバスを見るとよく分かりますが、クラスの
目的、講義内容、学生に要求される内容、課題、採点基準、成績の付け方等、
明確にかつ緻密に定義されています。平均枚数は10枚程度、多い教授だと
24枚にまで及ぶ場合も。授業のひとコマひとコマがどのようにゴールに結びついて
いるかが明確で分かりやすい。

②教授陣のコミットメントが高い
これは他校から来た留学生も口にしていますが、教授陣のコミットメントは皆非常に
高く、ムラが無い印象を受けます。質問に対する回答も授業内、Office hour含めて
超親切丁寧。学校間での教授の引き抜きが盛んなこと、学生からの評価も自身の
評価に結びつくことも影響していると思いますが、プロ意識が高く、かつここでの教育を
純粋に楽しんでいるという印象。

③無茶苦茶インタラクティブ
教授との距離感の近さはKBSの良さの一つであると思いますが、ここもそれに劣らず
近い。気取った感じの先生はいないし、授業内ディスカッション・Office hourでの対応も
フランク。同時に、学生側は教授に対して親しみを込めつつも敬意を強く払っている印象。








2週間を終え、クラスの様子も大分分かってきました。グループワークも当初の固さが
取れてきて、ワイワイやる感じ。大抵のクラスでは飲食も許されているため、
イブニングクラスなどではサンドイッチを頬張りながら授業を受ける生徒も結構いたり
します。ただし、PCの使用は授業で使うときを覗いて原則禁止の授業がほとんど。
授業内は俺の話とディスカッションに集中しろ!という感じでしょうか。



以上、週末とは思えない程固めのトピックでした。
それでは皆さん良い週末を!


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